【Salesforce】成功と社会貢献を両立するグローバル企業【超優秀だから出来る】

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Salesforce(セールスフォース)をご存知ですか?

 最近はテレビCMも流れているので聞いたことがある方も多いと思いますが、企業向けに顧客との関係をマネージメントするCRM(Customer Relationship Management)サービスを提供する米国のグローバル企業です。

私は仕事でSalesforceを使ったことはありましたが、トレイルブレイザー―企業が本気で社会を変える10の思考を読むまではどんな企業か知りませんでした。

創業者であるマーク・ベニオフ氏は超優秀な方で、15歳で起業し高校生の時にゲームソフトのプログラミングをしてその印税で大学に入学し、在学中はアップルコンピュータのスティーブ・ジョブズが率いていたチームにプログラマーとしてインターンシップをしていました。

その後、オラクルに入社し13年間在籍後、Salesforceを起業しました。

 マーク・ベニオフ氏の功績として、SaaS(Software as a Service)と言われるクラウドコンピューティングを利用したサブスクリプションモデルがあります。これまでは企業ごとに高額なシステムを構築していましたが、SaaSの場合はインターネット上でシステムを構築されているので導入がしやすく、費用も月額課金のためいつでも解約できるメリットがあります。

マーク・ベニオフ氏はSaaSのビジネスモデルを世に広めた方です。その後「カスタマーサクセス」といった新しい概念も生み出しているので、長くなりましたがめちゃくちゃ優秀な方ということです。

トレイルブレイザー―企業が本気で社会を変える10の思考はそんな天才社長が企業として成功した後の物語で、様々な問題に直面しトップとして意思決定をしていくお話です。

バリューから価値が生まれる

Salesforceでは「信頼」「カスタマーサクセス」「イノベーション」「平等」という4つのコアバリュー(核となる価値観)を大切にしています。

全米に支社がいくつもあるSalesforceは地域によって、様々な問題に直面します。

LGBTQ問題

 インディアナ州で実質的に「LGBTQ(レズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダー・クイアー)」を差別する法案が可決され、企業トップとしてどうするつもりなのか?問われ、マーク・ベニオフ氏は反発を恐れながらも、Twitterで抗議したところ大反響を受けます。結果として州知事が法案を修正することになった。

移民問題

 トランプ政権がメキシコとの国境における移民政策をめぐって、移民収容施設で「移民の子どもたちが家族から引き離している」という問題が報じられた時期に、国境警備局がSalesforceで製品を使う顧客であることが判明します。従業員から「Salesforceのコアバリューに違反する」として署名が集まり、マーク・ベニオフ氏はトップとして対応に迫られます。

従業員から「私たちはSalesforceのコアバリューに共感して働いている」といって、次々と「女性待遇問題」「人種問題」などの要望が上がってきます。

問題があるたびに、トップが頭を悩ませ企業として何を求められているのか対応をする姿が私は素晴らしいと思いました。

Salesforceは創業20年で従業員5万人、GAFAと並び急成長を遂げたグローバル企業です。そのトップが問題に目を背けずに向き合うことは、簡単ではありません。

日本企業では完全に無視でしょうね。

この本の題名にある「トレイルブレイザー」とは開拓者の意味で、SalesforceのHPを見ると至るところに載っています。

まさにマーク・ベニオフ氏はトレイルブレイザー(開拓者)として突き進んでいます。

ビジネスは世界を変えるための最良のプラットフォーム

Salesforceでは「1−1−1モデル」という株式、製品、従業員の時間の1%を社会貢献に使います。

全ての従業員に対して年間7日間の有給「ボランティア休暇」が与えられ、自ら選んだ場所でボランティア活動を行います。

 こんなに社会貢献に積極的な理由は従業員、顧客、パートナー、コミュニティなどのステークホルダー(利害関係者)からの信頼が企業の成功には不可欠だからです。社会貢献と向き合うことで優秀な人材も企業に集まり、さらに成長をしていくという好循環が生まれているのです。

世界には多種多様な人々が存在し、その人々の運命は直接的、間接的に多くの形で私たちと絡み合っている。

デジタルでつながった世界では、全人類に影響を及ぼす世界的な課題と結びついているからこそ、ビジネスは世界を変えるための最良のプラットフォームになります。

最重要なステークホルダーは「地球」

Salesforceでは2013年に再生可能エネルギー100%で事業を行うことを約束して、世界中で温室効果ガス排出量を実質ゼロで運営しています。

その他、様々な環境問題に取り組んでいますが、2019年世界経済フォーラムのグレタちゃんの気候変動スピーチで突きつけたことに触れています。

 この10代の環境活動家から手厳しい批判を投げつけられた世界で最も有力なビジネスリーダーたちは、どう反応すべきかまったくわからなかったのだ、彼女の指摘が正しいことは重々承知していたので、なおさらだった。


 引用:トレイルブレイザー―企業が本気で社会を変える10の思考

企業は長い間、「コストがかかりすぎる」「ロジスティック面で不可能だ」と言い続け自社の行動が環境に及ぼす影響を無視してきたが、もはやこうした言い訳は通用しないといっています。

なぜなら最大のステークホルダーである地球の利益にかなわないのであれば、他のステークホルダー(従業員、顧客、パートナー、コミュニティなど)の利益にかなうこともできないからです。

Salesforceはコアバリューを追求しまくったら、もう地球規模の課題にまで到達しているんです!すごすぎる!!

第4次産業革命の終焉

第4次産業革命とは「IoT(Internet of Thingsモノのインターネット)やAI(人工知能)による製造業の革新」のことです。

テクノロジーの進化により人々をより豊かにすることができるが、不平等を広げ地球の破壊を加速させる可能性もあることを示唆しています。

 AIを搭載したドローンと衛星を使って魚の乱獲を促進したり、水中ロボットを使って海底を略奪するのか。あるいは、ドローンと衛星を使って海洋を監視して違法漁業をやめさせ、ロボットを使って海水の塩分、温度、酸素レベルを追跡するのか。気候変動の時計の針は刻々と進んでいる。政府や政治リーダーは、ダメージを元に戻す政策を通過させて施行するために、終わりなき戦いで身動きが取れない。企業が立ち上がらざるをえなくなっているのだ。


引用:トレイルブレイザー―企業が本気で社会を変える10の思考

天才マーク・ベニオフ氏は第4次産業革命は終焉に近づきつつあり、第5次産業革命として全ての「進歩」を人々や地球のウェルビーイング(幸福)を第一優先にする時期だと考えている。

新しい時代の企業は「私たちは成功しているか」ではなく「私たちは善いことを行っているか」が問われるのだと書かれておりました。

私の感想は「とにかくスケールが大きい」ことです。まさにSDG’sを推進している世界的企業と言えるのではないでしょうか。

トレイルブレイザー―企業が本気で社会を変える10の思考を読んでSalesforce社の評価が上がりましたよ〜 

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