コロナショックで働き方が大きく変わり、テレワークを導入する企業が増えています。
私もPCがあれば仕事ができるので、4月からは全て自宅で仕事をしています。
以前は移動が便利な港区に住んでいましたが、手狭だったので実家がある八王子に引越しました。
港区の時よりも倍以上の広さのマンションを借りましたが家賃は安くなり、都心の家賃の高さを実感しましたよ。
コロナ禍で東京から地方に移住する人もいると聞きますが、収入が変わらずにテレワークができるならば、東京よりも豊かな生活が送れるのではないか?と私は思います。
コロナ以前から政府は働き方改革の実現のためにテレワークを推進していましたが、コロナショックが追い風となり導入する企業が増えてきました。
テレワークは東京都の調査で約6割の企業が導入(2020年6月/有効回答2,034人)といった結果もあります。
一方で相変わらず社員を出社させる企業もあります。
私はテレワークに大賛成で、以前からオフィスワーカーの働き方に疑問がありました。
実際にテレワークで働いてみて感じたことをまとめます。
政府がテレワークを推進する理由
テレワークとはICT技術を活用した場所にとらわれない働き方ことです。
リモートワークという言葉もありますが、ほぼ同じ意味で使われています。
大企業や省庁は「テレワーク」でIT企業やフリーランス業界では「リモートワーク」といった使い方の傾向があります。
政府がテレワークを強く推奨しているのは、多様な働き方によって1億総活躍社会を実現すると考えているからです。
働く側のメリットは「多様で柔軟な働き方の確保」「仕事と育児・介護・治療の両立」「通勤時間の削減」がありワークライフバランスが保たれます。
企業側のメリットは「生産性の向上」「優秀な人材の確保・離職抑制」「コスト削減」「事業継続性の確保」が上げられます。
東京を中心とした首都圏の通勤ラッシュを考えると往復の通勤時間がなくなるだけで、仕事や生活の質が向上することは容易に想像ができます。
コロナ前の通勤あるあるですが、台風や雪、地震などの自然災害があっても何時間もかけて出勤をさせる企業が多く非常に不効率でした。
テレワークを導入しない企業は時代遅れな印象を持たれてしまうと私は思います。
仕事している人としてない人が表面化する
正社員の頃もフリーランスになっても思うのですが、オフィスワーカーで仕事をしていない人って多いなぁと感じます。
もちろん1日8時間、週5日出勤をしていますが、出勤しただけで仕事をしているつもりの人がいます。そういう人は会議に参加しても意見も提案もせず、参加しただけで仕事をしたつもりになっていて、ただ会社にぶら下がって生きている印象があります。
そういった人たちのことを「働かないおじさん」や「妖精さん」とかいいますが、テレワークになるともはや存在がなくなります。
その人たちは簡単に解雇できない正社員という立場を最大限に利用してきましたが、テレワークになるとさすがに存在意義がなくなります。
これまで日本の職場では「メンバーシップ型」で「人に対して仕事を割り当てる」終身雇用を前提に年功序列で勤続年数に応じて給与があがっていく仕組みを採用していました。
しかしながら日本も欧米で主流の働き方である「ジョブ型」へシフトしています。
「ジョブ型」は「仕事に対して人を割り当てる」雇用形態となり、年齢や勤続年数は関係なく、その人自身の実力・スキル・成果が重要視されます。
2020年(中小企業は2021年)から同一労働同一賃金ルールによって「同じ仕事に就いている限り、正社員・非正社員であるかは関係なく、同一の賃金を支給する」ことになりました。
またコロナショックによるテレワークの推進により、ジョブ型の働き方はますます加速しています。
ダーウィンの進化論じゃないですけど「強いモノが生き残れるのではない。環境に適応できるモノが生き残る」ということだと思います。
日本企業ももはや仕事をしない人を雇い続ける体力はありません。
「働かないおじさん」や「妖精さん」はいつか思い出の人になるのかもしれませんね。
それでも出勤をしたがる人たち
ちゃんと仕事している人でも出勤をしたがる人はいます。
その方たちは自宅だと働きにくい人たちです。私の周りでは40代の男性で家族や子供がいて自宅で働くと能率が下がる様で、みんながテレワークでもオフィスに出社して仕事をしています。
コロナ禍になって急に自宅で仕事をすることになったので、お父さんの居場所は無いようで、それでも自宅からZoomをつなぐと家族が映り込んだり、話しかけられたりして、仕事中とは違う一面を見るときもあります(笑)
会社がテレワークを推進しても対応しきれない人はいると思います。
IT企業であればITリテラシーの高い人が多いので導入しやすいけれど、昔ながらのオフィスの環境で働いていたおじさんたちにとっては、出勤した方が楽なのでますますテレワークの導入が進まないと思います。
テレワークのメリットとデメリット
テレワークのメリットとデメリットについてまとめました。
メリット
・コスト削減(交通費や出張費、光熱費、事務所の家賃が抑えられる)
・生産性向上(通勤ストレスがない、仕事を邪魔されない、長い会議がなくなる)
・非常時でも仕事が続けられる(台風や地震などの自然災害、感染症対策)
・労働力の確保(場所にとらわれず全国から労働力が得られる)
・離職率が下がり、復職もしやすい(育児や介護で出勤が難しい人が働ける)
デメリット
・初期費用がかかる(ノートパソコンやスマホなど)
・情報漏洩のリスク(個人パソコンやスマホ利用でセキュリティが脆弱に)
・コミュニケーション不足(コミュニケーション不足による行き違いや孤独問題)
・労務管理(働きすぎ問題、サボり問題)
ただこれまでの出勤を前提とした働き方でもメリットとデメリットがあったはずです。
時代の流れとともにオフィス環境は変化してきたので、コロナショックによって新しい働き方が生まれることは必然だと感じます。
この状況でも変化ができない企業やビジネスパーソンは、時代遅れとなってしまうかもしれませんね。
フリーランスの私はテレワーク、リモートワークは大賛成です。
コロナショックを追い風に、業務委託の仕事が増えるといいなぁと思っています♪